くくりさん
レンタルサーバー「くくり」のキャラクター。(本当は、とあるホスティングサービスの中の人)お仕事用のWebサイトやメールアドレスを初めて作る方向けに、役に立つ情報を発信します!
ホームページってまずトップページがあって、そこからいろんなページへ行くことになりますが、どのように作っていけばいいですか?
ホームページのトップページから他のページへの導線は重要ですよ!
では、一緒に考えてみましょう。
Contents
ホームページの構成をする前に!
ホームページを作る「目的」は何ですか?
ホームページに「何を書くか」決まっていますか?
まだ決まっていない場合は、ホームページの「目的」と「書く内容」を決めておかないと、ホームページの構成はできませんよ!
すでに決まっている場合でも、今一度、「目的」と「書く内容」を再確認しておきましょう!
まず、ホームページを作る目的についてですが、ホームページの目的はさまざまです。
たとえば、
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商品購入してほしい! → 商品販売サイト
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講座の生徒募集したい! → 問い合わせ・申し込みサイト
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従業員も募集したい! → 人材採用サイト
ホームページは、訪問してくださった方に「どんな行動をしてもらいたいか?」という目的をもって作る必要があります。
ホームページの目的について書いてある記事も合わせてご覧ください。
>>ホームページの目的は1つに絞れ!選びやすい6つの目的はこれ!
次に、ホームページに何を書くかを決めていきましょう。
ホームページに何を書くかを決めるには、まずは「リサーチ」です。
「リサーチ」には、「3C分析」というものを使います。
【3C分析】
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市場・顧客(Customer)
市場の動きとお客様の悩みや不安、不便に感じていることをひたすら書きだします。 -
競合環境(Competitor)
競合環境とは、ライバルチェックです。競合他社がどんな商品・サービスをしているか確認しましょう。 -
自社環境(Company)
自分のお店の現状把握をするために、強みや弱みなど自社分析をします。
3つそろった段階で、さらに深堀りしていきます。
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お客様の悩みや不安、不便に感じていることなどの解決策は?
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どんな商品・サービスが求められているのか?
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それは提供可能なものか?
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競合他社よりお客様が求めている(または必要としている)価値を提供できるか?
このようにリサーチすることによって、あなたのホームページに何を書けばいいのかがわかり、ホームページを構成する内容の洗い出しができます。
クリーニング店を事例にあげた記事がありますので、合わせてご覧ください。
>>ホームページには何を書く?お客様に選ばれ続けるホームページ作り
ホームページ全体の構成図は2つの階層でみせる!
それでは、ホームページに書く内容が次のように決まったところで、ホームページの構成をしていきましょう!
【例】
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トップページ
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お店のプロフィールや事業内容ページ
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商品・サービスの紹介ページ
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商品・サービスの申し込みページ
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プライバシーポリシー など
ホームページ全体は2つの階層で構成します。
2つの階層とは、「トップページ」を1階層に、「それ以外のウェブページ」を2階層にすることです。
1階層にある「トップページ」は、お客様が知りたい情報を伝えるページです。
あなたの悩みを解決できるのはこの商品です!
その理由はここにあります!
このように、「このホームページはあなたのためのページです」と伝えるのです。
また、お客様を2階層にあるページに誘導したり、申し込みといった次の行動をおこしてもらうためのページでもあります。
2階層にある「その他のウェブページ」は、お店のプロフィールや商品・サービス紹介など、お客様が知りたい情報の裏付けや信用性を高めるためのページです。
本来は、1階層の「トップページ」だけで集客から申し込みまで完結できるとベストですが、特に初めてのお客様との信頼関係を事前に構築するために、お店のプロフィールや商品・サービス紹介など「その他のウェブページ」が必要なのです。
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トップページの構成図は5つの流れで書いてみよう!
ホームページのトップページの構成例です。
まずは、基本の流れをクリーニング店を事例にしてみましょう。
目的は、クリーニングの受注です。
リサーチによって決めた自分のお店の一押しのサービスを「染み抜き」とします。
【構成するための5つの基本】
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お客様の悩みを解決しますと宣言!
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お客様の悩みを共感!
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お客様の悩みを解決できるのは私ですと周知!
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お客様の悩みを解決した後の未来をみせる!
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実際に行動してもらいやすい環境を整える!
1.お客様の悩みを解決しますと宣言!
ホームページに来てくださったお客様に対して「あなたの悩みを解決するのは、この私です」と宣言し、解決を約束します。
他店で無理といわれたシミ・汚れでもキレイにできます!
2.お客様の悩みを共感!
お客様の悩みや求めていることに対して、理解し共感していますということを伝えます。
よく使われる手法としては「昔は私も○○でした・・・」というようなストーリー仕立てや「こんな悩みありませんか?」と質問形式です。
こんな悩みありませんか?
・思い出のある服に醤油のシミがついてしまった!
・他店でこの汚れは落ちないと断られてしまった!
・洗濯機で柄物と一緒に洗ったらブラウスに色移りしまった!
3.お客様の悩みを解決できるのは私ですと周知!
お客様の悩みの解決方法を提案します。
その解決方法である商品やサービスがどれだけ素晴らしいものなのかを伝えます。
・染み抜き前と後の画像・事例
・実際に染み抜きをしている動画
・資格があれば明記
「悩みの解決方法」は、1階層のトップページに簡単な例だけあげておき、詳しいことは2階層でいろんな事例を紹介してみるといいですよ。
4.お客様の悩みを解決した後の未来をみせる!
自分のお店の商品やサービスの良さを理解していただいたところで、この商品・サービスを手に入れたらこんなに素晴らしい未来が待っています!という得られる価値を想像してもらいます。
実際にあったお客様とのエピソードをストーリーにするとより想像してもらいやすいですよ。
【例】
私には2人の娘がいます。
卒業式用に2人が着れるようにとレースのブラウスを購入しました。
上の子が卒業式でブラウスを着た後は、ちゃんと洗濯して片づけてありましたが、その3年後に下の子の卒業式で着せようとクローゼットから出したところ、レース部分に黄ばみが・・・!
仕方なく新しいブラウスを買ってあげようと思いましたが、下の子は上の子が着たブラウスを気に入っており、同じものでないと嫌だと言います。
近所のクリーニング店で聞いてみたところ、さすがに3年も経ったシミを落とすとなると、レース部分が崩れる可能性がありますと言われました。
下の子が気に入っていたのはレース部分でしたので、染み落としでレースが崩れるのは困ります。
インターネットでキレイに染み抜きをしてくれるクリーニング店を探しました。
こちらのクリーニング店のホームページにて、レース部分をキレイに保ちながらシミを落とすことができるということでしたので、思い切って頼んだところ、本当にキレイにして頂けました。
卒業式に無事に間に合い、下の子はお気に入りのブラウスを着れて非常に喜んでおります。
ありがとうございました。
「悩みを解決した後の未来」は、1階層のトップページには「下の子の笑顔の卒業式写真」とエピソードをかき、他のエピソードがあれば2階層で紹介してみるといいですよ。
5.実際に行動してもらいやすい環境を整える!
あなたはインターネット上でこの商品が欲しいと思って、申し込みフォームのページにいったけど、入力することが多すぎてめんどくさくなったことってありませんか?
最後に申し込みやお問い合わせがしやすい環境づくりをしっかりしておきます。
・ボタンをクリックしたらすぐに電話がかけられるようにしておく
・申し込みフォームにドロップダウンや郵便番号から住所検索機能など設定しておく
・会社紹介やプライバシーポリシーなどで安心してもらえるページをつくっておく
最後まで気を配ることで、お客様の不安や負担を少なくし、申し込みやお問い合わせがしやすい環境を整えておくことが大切だということです。
このように基本の流れでつくってからテストしていき、コンテンツ(ウェブページの内容)を増やしたり、減らしたりしていきます。
商品・サービス記載ページは単独で検索されるページ作りを!
あなたのお店の名前や商品名・サービス名は、誰もが知っている名前ですか?
誰もが知っている名前であれば、その名前でインターネットで検索されるでしょう。
しかし、お客様はあなたのお店の名前や商品名・サービス名を知らない場合がほとんどではないでしょうか?
「クリーニング 染み抜き」とインターネットで検索する人は、知っているクリーニング店でキレイに染み抜きをしてもらえないから検索しているのです。
「クリーニング 染み抜き」で検索されたときに、ホームページのトップページだけではなく、染み抜きの事例や動画などのページも上位表示されると、このホームページの全体の露出が増えます。
もしかすると、トップページよりも先に染み抜きの事例や動画などのページのほうが上位表示されるかもしれません。
ホームページの2階層の各ページは、1ページ1ページが営業マンなのです。
お客様の悩みや求めていることなど、知りたい情報をちゃんと伝えることができるように細部まで気を配り、ホームページの構成をしましょう!
まとめ
ホームページ全体構成は2つの階層で、トップページの基本構成は5つの基本の流れでつくるとお客様にとってわかりやすいということですね!