くくりさん
レンタルサーバー「くくり」のキャラクター。(本当は、とあるホスティングサービスの中の人)お仕事用のWebサイトやメールアドレスを初めて作る方向けに、役に立つ情報を発信します!
実家がクリーニング店を経営しています。
ホームページを作ろうと思いますが、どんなことを書いていけばいいでしょうか?
では、実際にホームページに何を書けばいいか、考えてみましょう。
Contents
ホームページには何を書く?
ホームページに何を書けばいいか?
答えは一つです。
「お客様が知りたい情報を書けばいい」
ただそれだけです。
あなたが、クリーニング店に行きたいと思って検索します。
どのように検索しますか?
-
クリーニング 即日
-
クリーニング 染み抜き
-
クリーニング 革靴
お客様の要望はいろいろですよね。
その要望にぴたっと当てはまるホームページであれば、「お客様が知りたい情報」であるということです。
お客様が知りたい情報は全部書く?
ホームページにすべて書いたらいろんなお客様がきてくれますね!
歯磨き粉を販売している大企業がありました。
その歯磨き粉は、ホワイトニングも口臭予防も歯周病ケアもできるオールマイティーな歯磨き粉です。
大企業なので大量生産により価格も安く売れ行きも上々でした。
しかし、歯周病ケアのみを打ち出した歯磨き粉を中小企業が販売しはじめました。
価格は高めですが、飛ぶように売れたそうです。
お気づきになられましたか?
「どんな人の悩みにも対応できる歯磨き粉」ではなく「あなたの悩みだけに対応できる歯磨き粉」のほうが、お客様の心を掴むのです。
ほとんどのクリーニング店は、即日対応も染み抜きもしていますし、革製品の取り扱いもしています。
「何でもできます!」
そのような打ち出しをすると、大型店舗や有名店舗と同じ土俵に立つことになり、せっかくホームページを立ち上げても、インターネット上では埋もれてしまうかもしれません。
即日対応も染み抜きも革製品の取り扱いも可能なクリーニング店であったとしても、自分のお店で1番にアピールできることを考えてみてください。
ホームページ上でアピールする比重を変えることで、自分のお店の1番押しが際立ちます。
お客様の知りたい情報と自分のお店の1番押しが一致することがホームページに何を書くかにおいて大切なのです。
PR▼▼
初めてでも簡単!たった3ステップでホームページが立ち上がる、シンプル操作のレンタルサーバー「くくり」 【ドメイン永年無料】
お客様が知りたい情報は1つに決める!
では、実際にホームページのお客様が知りたい情報と自分のお店の1番押しを一致させるためにはどのようにすればいいでしょうか?
答えは「リサーチ」です。
「リサーチ」には、「3C分析」というものを使います。
【3C分析】
Customer:市場・顧客
Competitor:競合
Company:自社
外部要因である市場と競合、そして内部要因である自社を照らし合わせると、何が自社の強みと弱みなのかが分かるようになります。
①市場・顧客
市場の動きとお客様の悩みや不安、不便に感じていることをひたすら書きだします。
例えば、クリーニング店の場合をあげてみましょう。
【市場の動き】
・クリーニング業界は洗濯機の手洗い機能の充実や専用洗剤の発達により市場は縮小されている
・大型チェーン店の進出により縮小傾向の市場は個人経営では太刀打ちできなくなっている
【お客様の悩みや不安、不便】
・クリーニングは高いよね
・クリーニングに出すと取りに行くのが面倒だな
・通常の洗濯では落ちない汚れって染み抜きで本当に落ちるかな
このように、市場の動きやお客様の悩みや不安、不便に感じていることを少なくとも100個以上書き出してみましょう!
-
市場の大きさ
-
市場の成長性
-
顧客が求めているもの
-
顧客の購買・消費行動
上記を踏まえて書き出し、お客様が求める価値は何かを探っていきましょう。
②競合環境
競合環境とは、ライバルチェックです。
大抵は同業者になりますが、洗濯機や洗剤など洗濯に関する事業をしている企業調査やふとんを丸ごと洗えるコインランドリーなども対象になります。
ライバルチェックでは次のようなことをあげていきましょう。
-
競合店の市場シェア
-
競合店の特徴・サービス
-
他業種からの新規参入
-
代替品の開発
③自社環境
自分のお店の現状把握をするために、強みや弱みなど自社分析をします。
-
お店のプロフィールや事業内容
-
商品・サービスの紹介
-
資金力・投資能力
-
事業実績 など
さらに先ほど行った「①市場・顧客」と「②競合環境」をもとに深堀りしていきます。
「①市場・顧客」をみて、お客様の悩みや不安、不便に感じていることなどの解決策を書き出してみましょう。
どんな商品・サービスが求められているのか?それは提供可能なものか?
「②競合環境」をみて、競合他社よりお客様が求めている(または必要としている)価値を提供できるか?
3C分析を行うことによって、あなたのお店の進むべき道が見えてきます。
お店の方向性がわかれば、「ホームページに何を書けばいいか」はおのずと出てきますよね。
ホームページに書いた内容が、すなわち、お客様の知りたい情報になるということになります。
そのようなホームページは、お客様に選ばれ続け、ホームページの目的を達成できる仕組みを作り上げることができます。
ホームページには1つの情報しか書いてはダメなの?
ホームページは、一般的にウェブサイトといってウェブページの集まりになります。
1つの情報とは、1つのウェブページにつき1つの情報ということです。
-
トップページ
-
お店のプロフィールや事業内容ページ
-
商品・サービスの紹介ページ
-
商品・サービスの申し込みページ
-
プライバシーポリシー など
各ページは、ホームページの目的を達成させるためにそれぞれ役割を持っています。
例えば、「急ぎでクリーニングしたい服があるので即日仕上げくれるお店」を探しているお客様をターゲットとした場合の「トップページ」では、「朝出して夕方仕上がり!」を打ち出します。
「朝出して夕方仕上がり!」してくれるっていうお店だけど、ちゃんときれいに仕上げてくれるかしら?はじめてだし変なお店なら困るな~と不安に感じるお客様に下記のページなどで安心を与えることができます。
-
お店のプロフィールや事業内容ページ
-
商品・サービスの紹介ページ
-
商品・サービスの申し込みページ
-
プライバシーポリシー など
ホームページに何を書けばいいか?
答えは一つ
「お客様が知りたい情報を書けばいい」
ただそれだけです。
まとめ
ホームページには「お客様が知りたい情報」を書くことがわかりました。
「お客様が知りたい情報」を知るためには3C分析をするといいんですね!
そうですね。
3C分析は「市場・顧客」「競合」「自社」のリサーチを十分することがホームページに何を書けばいいかのカギになっています。
ホームページを作る前にしっかりリサーチしましょう!