くくりさん
レンタルサーバー「くくり」のキャラクター。(本当は、とあるホスティングサービスの中の人)お仕事用のWebサイトやメールアドレスを初めて作る方向けに、役に立つ情報を発信します!
HTMLやCSSなどのプログラム用語でホームページを作ったら、友達にインターネット上で見てもらえるようにするにはどうすればいいんですか?
ホームページの公開ですね。
ホームページは作っただけでは、まだあなたのパソコン内にあります。
ホームページをサーバーにアップロードすることで、友達だけでなく、世界中の方があなたのホームページをみることができるようになるんですよ。
今回は、ホームページの公開、すなわちホームページをアップロードする仕組みと手順についてお話しますね。
Contents
作ったホームページをウェブサーバーに置こう!
ホームページを作ったー!
これでみんなに見てもらおう!!
ホームページを作っても、そのホームページはまだあなたのパソコンの中にしか存在していません。
ホームページを公開し、世界中の人に見てもらうようにするには、次のようなことが必要です。
「ホームページをウェブサーバーにアップロードする」
ホームページをウェブサーバーにアップロード?
例えば
サーバーを「図書館」
ウェブサーバーを「本棚」
ホームページのデータを「本」
とします。
あなたの本(ホームページのデータ)を誰もが借りて読むことができるように図書館(サーバー)の本棚(ウェブサーバー)においてもらうことを「ホームページをウェブサーバーにアップロードする」といいます。
その時に必要なのがFTP(エフティーピー)という「図書館の受付窓口」なのです。
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FTPの仕組みを図解で知ろう!
FTPは、あなたがつくった本(ホームページのデータ)を図書館(サーバー)の本棚(ウェブサーバー)においてもらうための「図書館の受付窓口」です。
あなたがつくった本(ホームページのデータ)を図書館(サーバー)の本棚(ウェブサーバー)においてもらうことで、誰でも閲覧することができるようになります。
※ホームページのデータとは、 HTMLやCSSなどのプログラムファイルと画像や動画などのメディアファイルのことをいいます。
FTPとは、File Transfer Protocol(ファイルを転送するための通信規約)の頭文字をとった略称です。
ホームページのデータをアップロードしたりダウンロードしたりするための通信規約のことをいいます。
受付窓口であるFTPにホームページのデータを送るには、FTPソフトが必要です。
レンタルサーバーを契約した場合、サーバーパネルやコントロールパネルなどと呼ばれる管理画面にログインすると、サーバーにあるFTPソフトが利用できることもあります。
しかし、サーバーによっては複数のファイルを一括でアップロードしたりダウンロードしたりすることができないこともあります。
実は、 FTPソフトにはいくつかのフリーソフトがあり、その中で「FFFTP」というフリーソフトは、一般的に多くの人に使われています。
今回は「FFFTP」というフリーのFTPソフトを使って、ホームページをウェブサーバーにアップロードする手順をお伝えします。
FFFTPでホームページをウェブサーバーにアップロードしよう!
ホームページをウェブサーバーにアップロードするためには、はじめに図書館の受付窓口になる「FTP」へ接続するためにFTPソフトである「FFFTP」の設定をする必要があります。
その時に必要なのが「FTP情報」です。
FTP情報とは、次の3つです。
- FTPホスト名(FTPサーバー名)
- FTPユーザー名(FTPユーザー名)
- FTPパスワード
それでは、FTP情報を使ってFFFTPからFTPへ接続し、ホームページのデータをウェブサーバーにアップロードしましょう。
【FFFTPのFTP接続設定&アップロードの手順】
1.「FFFTP」を起動します。
2.『接続』をクリックし、『ホストの設定』をクリックします。
3.「ホスト一覧」右上の『新規ホスト』をクリックします。
4.「基本」タブが表示された状態となりますので、下記の通りに設定します。
- 「ホストの設定」は、わかりやすい設定名を入力します。
- 「ホスト名」は、FTPホスト名(ドメイン名)を入力します。
- 「ユーザー名」は、FTPユーザ名を入力します。
- 「パスワード」は、FTPパスワードを入力します。
- 「ローカルの初期フォルダ」は、任意のローカルフォルダを指定します。指定の必要がない場合は空欄でも構いません。
- 「ホストの初期フォルダ」は、『/httpdocs』を入力します。または、空欄でも構いません。
- 「最後にアクセスしたフォルダを次回の初期フォルダとする」では、チェックが入っている場合、チェックを外します。
5.「拡張」タブをクリックし、下記の通りに設定します。
- 「PASVモードを使う」では、チェックが入っていない場合、チェックを入れます。
6.「高度」タブをクリックし、下記の通りに設定します。
- 「LISTコマンドでファイル一覧を取得」では、チェックが入っていない場合、チェックを入れます。
7.「暗号化」タブをクリックし、下記の通りに設定します。
- 「暗号化なしで接続を許可」では、チェックが入っていない場合、チェックを入れます。
- 「FTPS(Explicit)で接続」では、チェックが入っている場合、チェックを外します。
- 「FTPS(Implicit)で接続」では、チェックが入っている場合、チェックを外します。
8.『OK』をクリックして設定完了です。
9.FTP情報を入力し、 FFFTPにFTPの登録設定ができたら『接続』をクリックしてサーバーに接続します。
10. サーバーに接続したら、あらかじめデスクトップに貼り付けておいたあなたのホームページのデータをサーバーにドラッグ&ドロップしてアップロードします。
使い方については、こちらからもどうぞ!
「FFFTPの設定方法を教えてください。(KUKULIヘルプ/サポートより)」
ホームページ作成も公開もまとめてワードプレスでしよう!
HTMLやCSSなどのプログラム言語で作るホームページも
FFFTPからのサーバーへのアップロードも
初心者には少し難しいと思われる方もいるでしょう。
そんな方には、 ワードプレスというシステムをサーバーにインストールするだけで、どちらも解決できます。
ワードプレスは、HTMLやCSSなどのプログラム言語の専門知識がなくても、 このシステムに用意された管理画面を使ってテキストや画像を入れ替えるだけでホームページを作成できます。
そして、FFFTP設定などしなくても、ボタン一つでホームページの公開や更新することができるのです。
まとめ
私がつくった本(ホームページのデータ)を図書館(サーバー)の本棚(ウェブサーバー)においてもらって、みんなに閲覧してもらえるようになる。
ホームページをサーバーにアップロードするとはどういうことかがわかりました。
でも、ワードプレスというシステムを使うともっと簡単なんですよね?
確かに、ワードプレスをサーバーにインストールすれば、HTMLやCSSなどのプログラム用語を知らなくてもホームページが作れますし、FFFTPでサーバーに接続する必要もありません。
今回のように、ワードプレスなどのシステムを使わずにホームページをサーバーにアップロードする方法も知識として知っておきましょうね。