くくりさん
レンタルサーバー「くくり」のキャラクター。(本当は、とあるホスティングサービスの中の人)お仕事用のWebサイトやメールアドレスを初めて作る方向けに、役に立つ情報を発信します!
レンタルサーバーの容量、確かに気になりますよね?
スマホが容量オーバーすると正常に動かなくなるように、レンタルサーバーも容量オーバーすると、ホームページが正常に表示されなくなる可能性があります。
なので、作成するホームページの規模に合わせたサーバー容量を選ぶことは大切です。
では、何を目安にすれば適切な容量のレンタルサーバーを選ぶことができるのか?
Contents
そもそも、レンタルサーバーの「容量」とは?
各種レンタルサーバーサービスでは、スペックが開示されています。
そのうち「容量(ディスク容量)」とは、ホームページの文字・画像・動画などのデータを保管しておくスペースの大きさのこと。
データ量がディスク容量を超えると、当然、ホームページの内容が保存しきれません。
つまり、何か新しい情報を更新してもサーバーへ転送(アップロード)がおこなわれず、Web上に反映されなくなるのです。
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サーバーのちょうどいい容量を見極める手順
現在多くのレンタルサーバーでは、最低で10GBほど。大きいと何百GBの容量が用意されています。
もちろん、容量が大きければ大きいほど料金は上がります。
これから作ろうとしているホームページにちょうどいい容量を見極めるには、あらかじめ「完成したらどのくらいの容量になるか?」を見積もっておくことが大切です。
ホームページ全体の容量を見積もるためには、まず「作成予定のページ数」を決めます。
トップページはもちろんのこと、会社概要のページ、サービス紹介ページ、スタッフ紹介のページ、お問い合わせページ・・・。
簡単な構造図を作るなり、書き出すなりして、全部で何ページ必要なのかを割り出します。
次に、Webページ1枚当たりの平均的な容量を確認してみましょう。
>>企業ホームページとネットマーケティングの実践情報サイト Web担当者フォーラムによると、
7,866つのウェブサイトをチェックした結果、平均値は2.43MBだった
そうです。
ちなみに、検索エンジンのGoogleが推奨している容量は、「1ページ当たり1.6MB以内」です。平均よりも少なくなっています。
1ページ当たりの容量が大きくなればなるほど、アクセスしてから画面に表示されるまでの速度が遅くなります。(いわゆる「重たいページ」になる)
「重たいページ」を多くの人は好みません。
きちんと表示されるまでに、ブラウザの「閉じる」か「戻る」を押される可能性が高いので、1ページ当たりの容量は大きすぎない方がおすすめです。
・・・と考えると、1ページ当たりの容量は「1~2MB」が目安になりますね。
作成予定のページ数と、1ページ当たりの目安の容量が分かれば、あとは簡単な掛け算で「必要なサーバー容量」が分かります。
例えば全部で10ページのホームページであれば、
10ページ×1(または2)MB=10~20MB
ですね。
レンタルサーバーの容量は「GB」で表されることが多いですが、1000MB=1GBです。
つまり、1~2MBのページを500~1000ページ作ったら、ようやく1GBに到達することになります。
現在格安のレンタルサーバーでも、容量は10GBほどある場合が多いです。
容量をオーバーするということは、よほど大規模なページ数を誇るホームページでない限り起こらないと言えます。
ホームページに画像や動画をたくさん掲載する場合は「参考サイト」を調べてみよう
「ホームページはECサイトも兼ねているから、商品画像をたくさん載せる予定」
「高画質のデジカメ画像がメインになる」
「動画を埋め込む予定なのだけれど・・・」
そんな場合は、Webページ1枚当たりの平均容量である1~2MBを上回る可能性があります。
平均値よりも、実測値で「ホームページに必要なサーバー容量」を見積もった方が参考になります。
ホームページに画像や動画をたくさん掲載する場合、まずは「これから作りたいものにイメージが似ているホームページ」をネット上で探してみましょう。
「このページっぽくしたい」という参考が見つかったら、ページの容量を「Pingdom Website Speed Test」というツールを使って調べます。
>>Pingdom Website Speed Testへリンク
ツールの使い方はとっても簡単です。
「URL」の欄に、容量を調べたい参考ページのURLを。「Test from」では、調査する場所(国)を選択します。
それから、「START TEST」のボタンをクリック!
しばらくツールが動いて・・・
結果が下の方に出ます。
今回調べたページ(>>WordPress初心者さん向けレンタルサーバー4選!ベストな選び方のコツも)は、1.7MBでした。
同じ手順で参考ページの容量を測り、作る予定のページ分を全て足してみましょう。
すると、実測値に近いサーバー容量(必要量)を見積もることができます。
動画はいかにも容量が大きく、ページが重くなりそうなイメージがありますよね。
ですがYouTube動画の埋め込み(外部サイトの一部を呼び出しているカタチ)であれば、容量は少なくて済みますよ。
同じサーバーで会社のメール運用もおこなう場合は注意が必要!
ホームページと同じサーバーでメール運用もおこなう場合は、
レンタルサーバーの容量=ホームページ+メールのデータが収まる大きさ
になるようにしましょう。
というのも、多くのレンタルサーバーは「ホームページ用のデータスペース」と「メール用のデータスペース」を合わせて「ディスク容量」と呼んでいるからです。
※それぞれ〇〇GBずつ、というように、分かれて記載されているサーバーもあります。
従業員が数十人もいる会社の場合、人数分だけメールアカウント(メールボックス)を準備すれば、それだけでかなりの容量を使います。
例)1人あたり200MBのメールボックスを、30人分用意した場合・・・
200MB×30人=6000MB(6GB)
ホームページの容量だけに注目していると、メールの送受信に必要な容量が足りなくなる可能性もあるということです。
まとめ
レンタルサーバーの容量の目安についてお伝えしてきました。
これから作るホームページにちょうどいい容量を知るには、
- 作成予定のページ数を決める
- Webページ1枚当たりの平均的な容量(1~2MB)と作成するページ数を掛け算する
で、ホームページ全体のおおよその容量が分かります。
その容量が収まるレンタルサーバーを選べばいいということですね。
ただし、メールも運用する場合は「メールでもサーバーの容量を使う」ということを頭に入れておく必要があります。
何人分メールアカウント(メールボックス)を用意するのか?それぞれに割り当てる容量はどれだけか?
※レンタルサーバーによっては、メールアカウントの最大発行数が決まっているものもあります。
「ホームページ+メール」と考えて、適切な容量を選んでくださいね。
レンタルサーバー選びは、容量以外のスペック、例えば「転送量(一度に送れるデータ量)」や「セキュリティ性」も重要な要素です。
全体的な機能を見て、最も納得できるものを選びましょう!
「転送量」や「セキュリティ性」についても詳しく知りたい方は、下の記事を参考にしてくださいね。↓↓