くくりさん
レンタルサーバー「くくり」のキャラクター。(本当は、とあるホスティングサービスの中の人)お仕事用のWebサイトやメールアドレスを初めて作る方向けに、役に立つ情報を発信します!
初めてホームページを自作しようとしている方にとって、気になるのがそのコストですよね。
結論から言うと、「ホームページを作って何をしたいか?」によって、費用は変わってきます。
- とりあえず最低限の形になればいいのか?
- それとも、自分好みにデザインや仕様を整えたいのか?
- 集客や売り上げにつながるように、本格運用したいのか?
何をしたいか?(目的)という点ではこの3つに大きく分けられますが、あなたはどれに当てはまるでしょうか?
この記事では、上に挙げたホームページの目的別にかかる費用を解説します。
作成ソフトやサービスを選ぶための、基準にしてくださいね。
Contents
費用は安く!とりあえずホームページを作りたいなら・・・
「とにかく急ぎでホームページを作る必要がある」
「趣味用や知人に見せる用のホームページで、最低限の内容が載せられればいい」
こんな目的であれば、無料のツールでホームページが自作できます。
ただし無料である分、ページ数やデザインの種類に制限がかかったり、独自ドメイン(※)が使えなかったり、広告が表示される場合もあるので注意しましょう。
※独自ドメインとは?
「https://〇〇〇.com/」の〇〇〇の文字列が、任意で決められるものです。赤の太字になっている部分全体を独自ドメインと言います。
〇〇〇の部分に店名や会社名を示す文字を入れれば、公式ホームページ感が出せて信頼性が高まります。
無料で簡単にホームページが自作できるツールはこちら↓↓
- Googleウェブサイトビルダー
- Wix(無料版)
- アメーバオウンド(無料版)
- Jimdo(無料版)
Googleウェブサイトビルダー
>>https://www.google.co.jp/business/how-it-works/website/
Googleマップなどに表示されるGoogleマイビジネスに連動した、ホームページ無料作成ツールです。
Googleマイビジネス自体に無料登録をすれば、機能の一部として利用できます。
ビジネスの基本情報(住所や電話番号など)と、写真などが掲載可能です。
店舗や会社など、拠点のあるビジネスのホームページを、とにかく早く簡単に作りたい!!という場合に便利でしょう。
作成可能なページ数 | 1ページ |
独自ドメイン | https://〇〇〇.business.site/の〇〇〇が任意で決められる(サブドメイン式) |
広告表示 | なし |
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初めてでも簡単!たった3ステップでホームページが立ち上がる、シンプル操作のレンタルサーバー「くくり」 【ドメイン永年無料】
Wix(無料版)
ドラッグ&ドロップで文章や画像が配置でき、ホームページが簡単に自作できるツールです。
無料版でもデザインテンプレートが豊富にあるのが特徴で、見栄えの良いホームページを専門知識なしで作ることができます。
ただし、無料版は目立つ場所に広告が表示されるので、ビジネスのホームページというよりは、趣味のホームページで使う方が無難かもしれません。
作成可能なページ数 | 500MGの容量以内 |
独自ドメイン | 利用不可 |
広告表示 | あり |
アメーバオウンド(無料版)
ご存知アメブロを提供している、株式会社サイバーエージェントのホームページ作成サービスです。
先に紹介したWixと同じく、直感的な操作でホームページが自作できます。デザインテンプレートも豊富です。
デザインの傾向を見ると、ファッションや飲食など、見た目の綺麗さがポイントとなるカテゴリーと相性が良さそうです。
作成可能なページ数 | 10ページ |
独自ドメイン |
https://〇〇〇.amebaownd.com/の〇〇〇が任意で決められる(サブドメイン式) もしくは、 別途準備した独自ドメイン(www.〇〇〇.comなどサブドメイン式のもの)を設定できる |
広告表示 | あり |
Jimdo(無料版)
Jimdoも無料から利用できて、簡単にホームページを自作できるツールです。
アカウントを作った後、テンプレートを選んで編集していくだけ。
そこまでデザインなどにこだわらなければ、スピーディーにホームページが開設できます。
作成可能なページ数 | 500MBの容量以内 |
独自ドメイン | https://〇〇〇.jimdofree.com/の〇〇〇が任意で決められる(サブドメイン式) |
広告表示 | あり |
ある程度、デザインや仕様を自由にできるホームページが良いなら・・・
「ホームページに関係ない広告は表示させたくない」
「独自ドメインを使って公式ホームページ感を出したい」
「ページ数の制限がない方がいいな・・・」
「写真や動画をたくさん載せたい」
「デザインもこだわりたい」
このような希望を叶えるには、各ホームページ作成サービスの有料プランを使う必要があります。
費用はひと月1,000円くらいから。(※各サービスのプランにより変わります)
その代わり、無料ホームページよりもたくさんの情報量を入れられたり、ビジネスで使ってもはずかしくない仕上がりになります。
Wix有料版
Wixの有料版は、ひと月900円からの価格設定となっています。(※1年契約の場合。単月契約は1300円です。)
有料プランにすることで広告が非表示になり、独自ドメインも使えるようになります。
独自ドメインの取得と更新にかかる費用は別途必要です。価格は種類によってまちまちですが、一般的なものは大体年額1500~4000円くらいです。
ただし、
- 作ったホームページにたくさんのアクセスが見込める
- 一眼レフカメラで撮影したような高画質の画像や動画を多く埋め込む予定である
このような場合は、最安プランではデータ容量などが足りない可能性があります。
1300円/月(※1年契約の場合。単月契約は1700円)の上位プランを選んだ方がいいでしょう。
アメーバオウンド有料版
アメーバオウンドの有料版は、ひと月800円(※年間プランを月換算の場合)で利用できます。月間プランは960円/月となります。
有料プランにすることで、作成できるページ数が無制限になり、広告も表示されなくなります。
独自ドメインを使う場合は、取得と更新にかかる費用が別途必要です。価格は種類によってまちまちですが、一般的なものは大体年額1500~4000円くらいです。
アメーバオウンドは操作が直感的におこなえることから、手軽に本格的なホームページを作りたいと考える方にとっては嬉しいサービスでしょう。
Jimdo有料版
Jimdoの有料版は、AIがホームページ作成をサポートしてくれるプランと、自分でカスタマイズするプランで料金が違います。
もっとも安いプランだと、自分でカスタマイズする945円/月(※年間プランを月換算)のものです。
有料プランにすると広告が非表示、そして独自ドメインが使えるようになります。
独自ドメインの取得と更新にかかる費用は別途必要です。価格は種類によってまちまちですが、一般的なものは大体年額1500~4000円くらいです。
Goope(グーペ)
無料お試し期間が15日間あるGoopeは、店舗のホームページなどによく利用されているサービスです。
プランは月額1000円、月額1500円、月額3500円の中から選べます。(その他に初期費用3000円が必要です)
趣味のホームページであれば1000円のプランで問題ないですが、ビジネス利用であれば1500円か3500円のプランの方がおすすめです。
独自ドメインは、3500円プランを選べば無料で取得・更新できます。
WordPress(ワードプレス)
WordPressは、これまでご紹介してきた「ホームページ作成サービス」とは異なり、サービス提供会社に依存しないシステムです。
サービス提供会社に依存しないとは?
システムの更新や、ホームページをネット上に表示させるために必要なサーバー、独自ドメインなどの管理を自分でおこなうということです。
ホームページ作成サービスは、このような諸々の管理を代行してくれています。
自分で管理する分、手間や知識が必要になりますが、ホームページのデータを手堅く守れるというメリットがあります。
※ホームページ作成サービスの場合、例えば利用規約に違反したり、サービスが終了したりすると、ホームページが消えてしまう可能性があります。
WordPressのシステム自体は無料で利用できます。
ホームページをネット上に置くための土地(サーバー)と住所(独自ドメイン)に関して、費用がかかります。
サーバーはレンタルする場合が多く、費用は月1000円ほどです。
独自ドメインの取得と更新にかかる費用は種類によってまちまちですが、一般的なものは大体年額1500~4000円くらいです。
>>WordPress初心者さん向けレンタルサーバー4選!ベストな選び方のコツも
>>ワードプレス(WordPress)がホームページ初心者におすすめな7つの理由!
集客や売り上げにつながるように、ホームページを本格運用したいなら・・・
「誰から見てもプロっぽく、信頼もされて、集客や売り上げにつながるようなホームページにしたい!」
このように、ホームページをビジネスに活用したいと考えるなら、次のような要素が必要です。
- 独自ドメイン(店名や社名の入ったURLで公式サイト感を出すため)
- 素人っぽくないデザイン
- 独自性のある構成、コンテンツ
- 集客や売り上げにつながるような導線づくり
※オリジナリティを追求するなら、自由度の高いWordPressで自作するのがおすすめです。
これらを全てクリアするには、ホームページ作成サービスやシステムにかかる費用以外に、「学ぶ費用」もかかると考えましょう。
例えば、ホームページのロゴやバナーを洗練されたデザインにしようと思ったら、それなりにデザインに関する知識が必要です。
高クオリティのものを自作しようと思ったら、有料のデザインソフトが出番になるかもしれません。
他にも、ホームページに新規のお客様のアクセスを集めたいと思ったら、その方法(SEO)を学ぶ必要があります。
SEOに関する書籍やセミナー・または直接教えてもらえる講座などに費用がかかることでしょう。
こんな風に、ホームページ本格運用のためのノウハウを得ようと思ったら、「知識に投資する」という視点が大事です。
ホームページそのものは、月1000円ほど、独自ドメイン代を合わせても年間2万円もあれば公開できます。
ですが、そこにお客様を集めて、売上げにつながるように「活用」していくには、運用スキルがいるということです。
- とりあえず最低限の形になればいい
- 自分好みにデザインや仕様を整えたい
- 集客や売り上げにつながるように、本格運用する
どれに一番近いですか?
目的に合わせた費用感を押さえておきましょう!
まとめ
ホームページを自作するときに必要な費用は、
●とりあえず最低限のカタチになればいい!という場合
⇒無料で作れる!
●自分好みにカスタマイズしたい!という場合
⇒月に1000円~、年間2万円ほどの維持費は必要
●本格的にビジネス活用して、集客や売り上げにつなげたい!という場合
⇒月に1000円~、年間2万円ほどの維持費+運営ノウハウを学ぶための費用
になります。